11月16日(金)、少し曇りでしたが暑からず寒からずの行楽日和。32名のチャンプの善男善女が京成電鉄柴又駅前に集合しました。今日は東京探訪の会秋の例会で映画でお馴染みの「寅さんの故郷」葛飾の柴又地区を探訪する日です。
駅前の寅さんとさくらさんが仲良く並ぶ銅像の前で全員集合の写真を撮り終えるといよいよ出発進行。柴又帝釈天へ向かう参道の賑わいを抜けると、帝釈天の境内へ入ります。何と幸運なことに、今日は来年封切られる「男はつらいよ」シリーズの第50作(題名未定)のロケが行われていて、山田洋次監督のあの長身白髪の姿が見られました。帝釈天へお参りした後、拝殿の後ろにある法華経説話の彫刻を拝観し、更にその奥のよく手入れされた庭園を見学しました。このお寺の奥の深さに感銘を受けました。
次の目的地はこの柴又地区で古くから知られた「山本亭」です。元は近くを流れる江戸川の川魚料理の料亭だったようですが現在は日本庭園を眺めながらお茶をいただくお休みどころとなっています。抹茶・和菓子セット、ぜんざい、コーヒーなどをいただいて一服しました。
山本亭の隣が本日の目玉、「寅さん記念館」と「山田洋次ミュジアム」です。寅さん記念館では映画で目に焼き付いているとらやの奥のお座敷がとてもリアルに再現されていて、今にもあの懐かしい寅さんが「よー!」と声を掛けながら現れてきそうな雰囲気です。その他、往時をしのばせる人力電車の模型、寅さんが恋した大勢のマドンナの写真などなど、寅さんファンには垂涎の的の展示の数々が楽しめます。山田洋次ミュジアムでは山田洋次監督の寅さん以前の数々の作品について学びこれらの土台の上にこの監督の集大成としての「男はつらいよ」シリーズがあることが理解できました。
展示を見終わって外へ出ると秋の日は早くも傾いて夕暮れ時、探訪の疲れを癒す懇親会の会場「川千屋」(カワチヤ)へ。このお店は」川甚」と並ぶ柴又地区の名店として知られています。美味しい料理とお酒で談論風発の楽しい時間を過ごして本日の探訪はお開きとなりました。

寅さんの銅像前で全員

寅さん記念館にて