[日時] 2019年6月29日(土)13時30分~16時30分
[場所] ウェスレーセンター204セミナールーム (キリスト教系の施設で南青山6丁目にある。)
当初ミクロネシア連邦大使館を訪問しその会議室で開催予定が参加者が多く会議室に入りきれないため変更した。
[幹事] 新井ミリアム、小林紀雄
[集合] 13時00分に幹事の小林紀雄が小原流会館(地下鉄表参道から骨董通り沿いの中ほど)で参加者を集合し会場へ先導した。
[参加者] 18名 (男:10名、女:8名)
[会場準備] 幹事の新井ミリアム・将史夫妻、手伝いの戸邉夫妻に大使館からジョン フリッツ・モモエご夫妻と大使館員の皆さんが、至れり尽くせりの準備をしていただいた。

[講演] はじめに山本儀子代表から挨拶があり、続いてジョン フリッツ大使自らがミクロネシア連邦概要をまとめたプロジェクターを使って流ちょうな日本語で地理・歴史・文化を友好あふれるムードでご説明いただいた。以下に要点を箇条書すると
・地理的には日本とオーストラリアの中間の太平洋で赤道を少し北半球よりに位置し607の小島からなり
島面積の合計は日本の奄美大島とほぼ同じで東西3,200 km、南北1,200 kmにまたがる海洋の群島国家
・人口は約108,000人で40,000人は米国を主に外国で暮らす。日系人は約20%で、大使自身も日本人の血をひく
・現時点の日本への留学生は26名である
・地方行政区分は4州よりなる:ヤップ州、チュウク州、ポンペイ州、コスラエ州
・言語:公用語は英語で、上記4州ごと独自の言語が使われる。学校の教科書や授業は各州とも英語で行われる
・略歴:1529年~スペイン領、1899年~ドイツ領、1914年~1945年日本領、1945年~アメリカ信託統治
1979年ミクロネシア連邦憲法発効
1986年独立
・通貨:米ドル (巨大の石の通貨もまだ有効)
・学校:机、椅子が足りず床にうずくまって授業を受けているところもある。
[質疑] 講演後活発な質疑が交わされたが、概ね上記に集約されるので逐一のQ&Aは省略する。

中央大使ご夫妻、右:山本代表、3人の左:ミリアム幹事、右:小林幹事

[歓談」 講演後、大使夫人のモモエ フリッツさん(日本人)が朝までかかったというお手製のミクロネシア食材を使って作ったご当地料理のコスラエ・スープ(ココナッツミルクをベースにしたお米とマグロ等の魚を煮込んだコスラエ伝統のスープ)を夫人自ら一人一人にカップに注いでくださり、同じくお手製のご当地クッキーとバナナで作ったパンケーキを参加者に配られ、また展示コーナーでは民族衣装、イルカの木彫り、女性用装飾品、現地材料だけで作った石鹸など記念の展示販売がされました。
皆さん異口同音においしさに舌を巻いていた。

コスラエ・スープ 手製クッキー バナナのパンケーキふるまい後のテーブル

展示販売コーナー、左女性:大使館員

大使とご夫人によるウクレレ・アトラクション

終了後、ジョン フィリッツ大使によるウクレレ演奏とモモエご夫人の歌が披露され、またウクレレ伴奏で参加者一同との日本の「ふるさと」が合唱された。

[終了後の意見交換] 大使館の人々が引き上げた後で、メンバーだけの「社会貢献ボランティア活動」の進め方について意見交換があり、幹事より1.ミシン 2.ザビエル高校Chuuk島 3.Chuuk島婦人団体 4.JAICAのゴミと衛生(八王子)5.千葉県のNPO、NGO 6.スポーツ用具または楽器 7.旅行 8.JAICA農業技術支援 9.糖尿病の問題 10.ハワイに84人のホームレス・・・が示され逐一説明が始まったが、山本代表より、チャンプ活動として実施可能性を考え長中短期的に分けた取り組みとして検討する必要があるとの指摘があり、時間的にもこの場での結論は無理とのことで、各自の案をメール等で幹事に送信するよう要請があった。具体例として、大使が言っていた「2020年3月にミクロネシアへのツアーをHISと折衝して計画中」にCHAMPも希望者を募れるのではないか、あるいは26人の在日本留学生をCHAMP諸活動とコラボする案もありうるのではないか、また現地の学校に教材を寄贈することもできるのではないかとの案が出された。
以上