12月例会の要旨報告
日時: 12月19日(木)
場所:東京ルーテル教会

今の医学、栄養学はこうやったらこうなったという経験論である。動物実験、観察を含めて全てそうで分子栄養学ではこのような経験論はとらない。人体というものはどういうものか?というとそれは「遺伝子によって運営されている」のだからそのことをきちんと決めてそこから出発する。従ってどういうタンパク質をどれくらいとるかは遺伝子つまりDNAにお伺いを立ててやっていくのである。

具体的には良質のたんぱく質を体重(例、60Kg)の1000分の1(60g)摂ること(これを高タンパク食という)を推奨しているが、これはWHOの勧告に基づいたものである。人体は20種類のアミノ酸のつながったタンパク質で構成されている。従って人体のタンパク質を全部ばらしていけば20種類のアミノ酸になり、それぞれのアミノ酸の比率が出てくる。その「人体のアミノ酸の比率」にどのくらいあっているかで「タンパク質の良質度」が決まってくる。タンパク質の良質度をプロテインスコア(PS)で表す。

日常食品でプロテインスコア100の食品は僅少である。従ってこれらの食品をプロテインスコア100に換算してタンパク質を体重の1000分の1摂っていくことは生やさしいことではない。普通の食品ではオーバーカロリー必至である。そこで分子栄養学ではPS(プロテインスコア)100のタンパク質を90%ほど含む「配合タンパク質」を使っている。