日   時:2020年6月27日(土)10:00~12:00
場   所:港区生涯学習センター205室
レポーター:高橋嗣雄
テ ー マ:新型コロナウィルス
出席人員 :8名 男8名、女0名(安斉さん、ミリアムさん出席予定が都合により欠席に変更)

概   要:
新型コロナウィルス(以下COVID-19と言う。)感染拡大により国の非情事態宣言が出され、5月25日に同宣言の解除を受け、1月例会以来5か月ぶりの例会を再開しました。100年に一度の大危機と言われ、オリンピックをはじめ大半の行事が中止か延期され、アメリカ・ブラジルをはじめ多くの国と地域で爆発的拡大を続け、日本でも感染者が一時少なくなり経済活動が再開されたらまた感染者が増えだした中での英語の会の再開となりました。
テーマのCOVID-19はミネソタ大学の感染症専門家チーム;感染症調査研究センター(CIDRAP)が発表した論文”COVID-19:The CIDRAP Viewpoint”を輪読しながら、これを土台に議論を展開しました。COVID-19はSARS、MERSと同じ重症急性呼吸器疾患を起こすコロナウィルスの仲間ですが、COVID-19の病原体の性質はSARS、MERSと実質的には大きく異なり、逆に過去に大感染を起こしたインフルエンザと対比してその類似点と相違点を調査分析した方がCOVID-19の実態に迫れると論じられています。感染の時期、潜伏期間、感染力の強い時期、免疫力、2波3波と発生する波など、タイミングや強さの違いはあっても、スペイン風邪、香港風邪、ソ連風邪、アジア風邪など過去のインフルエンザでの経験がCOVID-19の対応に重要なヒントを与えてくれると言っています。ワクチンが完成し世界中の人に投与できる製造体制が整い、この感染症が収束するにはあと1~2年はかかるとの見通しを述べています。

レポーター

Distanceを取っての例会風景ー1

Distanceを取っての例会風景ー2

窓を開けての例会風景ー3