日          時  :2023年3月25日(土)10:00~12:00
場          所  :各自宅
方          式  :ZOOM
ZOOM HOST:宮尾 賢さん
レポーター    :片桐美徳さん
テ   ー   マ    :日本の落語を英語でトライ
資          料   :「時そば」「茗荷宿」「花見酒」の英訳
参    加   者   :11名 (男:6名、女:5名)
概          要   :

レポーター

日本で良く知られた落語3題を英訳したものから、登場人物とナレーターを出席者に割り振り、英語のセリフを単に読み上げるのでなく登場人物になりきってもらい英語で演じてもらいました。中には扇子を準備してきて落語家のように小道具として演技した人もいました。「時そば」は料金を払う時1文づつ払う途中で「今なん時だい?」と蕎麦屋に答えさせ、その次から数えて1文ごまかすのに成功したのを見ていた間抜けな男がそのまねをして逆に損してしまう良く知られた落語で、「茗荷宿」は茗荷を食べると物忘れをするといわれるのをネタに、ある日100両の大金を持った客が投宿しその金を宿に金庫代わりに預けたので、一計を案じ全てのメニューにたっぷり茗荷を入れて大金を預けたことを忘れさせようとし、翌日客は履物から大金迄あらゆる物を忘れて宿を出たが舞い戻って履物を取りに来たように次々戻ってきてはを繰り返し、とうとう大金を取りに舞い戻ってしまいました。大金をせしめるのは失敗したが、宿賃を払うのも忘れて出て行ってしまったというのが落ちでした。また「花見酒」は文無しの兄弟が向島へ花見に行くのに酒が欲しいということで酒屋に相談したら現地で酒を売ったらと酒樽を担いでゆく道具一式と釣銭用に5文を貸してくれました。搬送の途中で酒の匂いに我慢できず5文預かっている弟がその金を兄に払って担いでいる樽から酒を買う、兄も受け取った金で弟から酒を買うを繰り返し向島に着いて酒を花見客に得る段になって酒樽は空で、全部売り切れたと喜んでは見たものの売上代金は酒屋から預かった5文だけと言う落ちです。
以上で時間が約半分余りましたので本物の英語の落語2点をYouTubeで見ました。1点目は桂 三輝サンシャイン(本名:Gregory Robic)の「寿限無寿限無」で座布団に派手な着物で日本の落語家と同じいで立ちで演じていました。2点目は日本人女性できれいな英語で動物園で虎が死んだのでそのぬいぐるみで虎をやる仕事の話でした。演者は大島希巳江という人でアメリカ在住期間の長い人で日本の寄席と同じいで立ちで演じ、本職は神奈川大学の教授だそうです。
当英語の会で今回のように参加者に役を割り振って演じた試みは254回で初めてでした。

参加者全員