CHAMPコーラスの初の演奏会が11月19日(土)に新大久保のルーテル東京教会の礼拝堂で開催されました。聖望学園 の聖歌隊とハ ンドベルクワイアの賛助出演を得て、孫のような若者達との世代を越えた共演も実現しました。会場は200人以上の聴衆で満員になり、全員が大きな感動を分 かち合うことができました(本文をご参照下さい)。(撮影:中山孝太郎)

山本代表のメッセージ

Dear CHAMP Members and Members to be:

CHAMP 代表 山本儀子(やまもとのりこ)新年の1ヶ月いかがお過ごしでしたか? 私はお正月明けにフロリダ州Orlandoで開催された第73年目の全米ホームビルダー年次総会&展示会(IBS: International Builders Show)出席のため渡米しました。成田空港からロサンゼルス&ヒューストン経由でオーランドに一挙に移動、およそ26時間の行程でした が無事到着しました。1月7日(土)でしたので、同日同じフロリダ州のFort Lauderdale空港でイラク戦争の帰還兵による乱射事件があり、いざという時の心構えをいつもより強くした道中でした。これは一昨年クリント・イー ストウッドが製作した「アメリカン・スナイパー」という映画で注目された戦争の過酷な経験によって心に病を持つ退役軍人が多い、という現実を痛感させた事 件でもありました。

新年への期待:
皆様は新年にどのような期待を持たれているでしょうか。トランプ大統領就任直前のアメリカは予想以上に不安よりも期待=現状を打破する変化への期待が全般 的な雰囲気と言えるものでした。いろいろな職業や教育レベルの人たちに聞いてみましたが、トランプ氏に投票しなかった人(私が話した人達の約半分)を含め て、多くの人達が首都ワシントンの既成体制からは得られない新しい変化を期待しているようでした。そのような心情が株式市場にも反映されていますね。 但し、アメリカのメディアは、トランプ派と反トランプ派にまさに二分されています。ご存知のようにCNNはリベラル思想でトランプ氏の外交・経済・防衛・ 移民対策などに全て批判的、一方保守的なFox Newsはトランプ擁護が多大です。どの局のニュースや分析を聞くかによって全く異なる見解となりますから、客観的に物事を知るには自分自身の勉強と判断 が必要になります。

これからどうすべ きか:
激動の世界にあって、私たちはどう対処すべきでしょうか。何も世界経済や政治のことに限らず、これは私たちの日常生活に係わる身近なこととして考えたいと 思います。偶然にも1月10日(火)のオバマ大統領による最後の演説にその答えが示唆されていました。上院も下院も共和党が過半数を占めることになったア メリカ議会という現実の下で、オバマ氏が切々と国民に訴えたのは、民主主義の危機であり、国の将来を導くのは国民一人一人が果敢に問題解決に参加しなくて はならない、ということでした。10日後に迫った大統領の交代前にオバマ氏が託した一連の希望は国民の良識と参加だったのです。

20周年を迎える チャンプに向けて:
チャンプは2017年4月に20周年を迎えます。子供が成人する年数を経たことになります。
お蔭さまで素晴らしい成熟人の仲間が集まった団体に成長しました。そのコアとなっているのが20に上る活動会です。自己啓蒙と社会貢献に役立つ多岐にわた る活動会となっています。チャンプのモットーは「経験と知識を生かして、自身の向上と社会貢献」です。参加あってこそ実現できる目標ですね。 前号でもお願いしましたが、20周年記念イベントの提案を募集しています。2017年秋或いは2018年春に、20周年に相応しいイベント(規模は問いま せん)を催したいと思いますので、皆様のアイディア・ご提案をお聞かせ下さい。3月末までにご連絡下さい。
チャンプのメールアドレスinfo@champjapan.com に送って下さると、運営委員11名全員に同時配信されますので、ぜひご連絡・参画してください。

新年例会のお知らせ:関東は2月18日(土)に開催(場所:東京ガス「四谷クラブ」会員永井邦朋さん世話役)、特別スピーカーは奥田斐規(よしのり)氏 (会員奥田美代子さんご伴侶)による「アラブの心」です。関西は3月15日(水)京都センチュリーホテルのカサネ(幹事会員辻 嘉和さんと岡田優さん)です。多くの皆様のご出席をお待ちしています。

CHAMPホームページ:https://champuniversal.com
CHAMP新メールア ドレス:info@champjapan.com

Best wishes,

CHAMP代表  山本儀子
Noriko Yamamoto

2016年チャンプ総会と忘年会

2016年12月10日(土)17:00~20:00

2016年チャンプ総会と忘年会は12月10日(土)17:00より42名の出席者を得て、湘南台チャンプ ハウス12階ラウンジで開催された。

本年を締めくくる総会では、山本代表より下記のようなスピーチがあった。
①2016年は全世界的に大きな変化が起こった。英国のEU離脱、アメリカの大統領選挙でトランプが勝利など。殊にトランプはこれまでの大統領とは大きく 異なり、政治的信条や原理でなく損得を価値の基準にする人物なので、就任後のアメリカの政策は予断を許さない。
日本もこの機会にこれまでと全く違う姿勢でアメリカと付き合う覚悟が必要である。

②チャンプは1998年創立以来、2018年で20周年を迎える。大きな節目なので、それに
ふさわしい有意義なイベントを行いたい。会員の皆さまから新鮮なチャンプらしいアイデアを募集している。来年3月を期限として是非応募していただきたい。
引き続き、忘年会が行われた。恒例の中林、松村両シェフが腕を振るった料理、女性会員有志の作ったおにぎりに全員舌鼓を打ち、和気あいあいの雰囲気が盛り 上がる。前月の発表会で指揮をとられた田中美香先生のピアノ伴奏で耳に馴染んだ歌を全員で斉唱し、本年掉尾を飾るチャンプのイベントは盛況裡に終了した。

関西支部12月例会

2016年12月7日(水)18:00より

チャンプ関西 支部の2016年冬の例会は12月7日に忘年会を兼ね、神戸で外国人向けなどの高級住宅を対象としたお仕事をされている前田潤さんにセッティング して頂いた「神戸倶楽部」で開催されました。支配人岡部氏の歓迎挨拶によると、ここは神戸港が開港した翌年に設立され150年ほどの歴史をもつ由緒ある倶 楽部だそうです。
支部長の木下さんの挨拶・乾杯のあと、山本代表の「アメリカよもやま話」で始まりましたが、西海岸では考えられないドナルド・トランプ氏が次期大統領に確 定し組閣の途上で、世界で進むポピュリズムの台頭からトランプ氏の価値観、その人選評価に、危惧されること大であると50分間にわたりこの話題で盛り上が りました。最後に、若手にとって魅力的な活動をできるようにし勧誘してゆくことが意義あるCHAMPの活動継続に肝要との認識を語られました。

その後食事をスタートしつつ参加者の近況を順番に披瀝しながら、上品で美味な仏コース料理を堪能し大満足しました。

皆さんの近況から抜粋しますと、
❖神戸など関西でのライトアップを仕事としていて、今年の御堂筋のライトアップ、京都「無鄰菴」庭園のライトアップ等など 良い仕事をさせて頂いている。
❖海外旅行で見聞を広めていて先日はモンゴルへ旅行、明日からはミャンマーへ出かける。❖親の在宅介護しながらで日々てんて こ舞い。
❖能楽の会が秋にかけて2回予定されていて、演目もようやく決まったところ。
❖教室の陶芸展に推薦出品が決まる、但し販売は禁止。
❖このところ出 品予定の絵画展が6会場も続き準備で大変。
❖この神戸倶楽部は学生時代にダンスパーティで来たことがあり懐かしい場所。ジャズライブの予定と関西のライブ ハウスの話
❖そろそろ仕事から引退し、半年ぐらいイギリスに語学留学をしようとしていたが、経産省関連から、国際医療ビジネスコーディネートの仕事を請け て欲しいと話が有って2年ほどは引退できそうにない。しかもそのために旅行業の免許もとらないといけない。
❖「町家をトーク」の勉強会を相変わらず続けて いるが、最近よく聞くのは町家を使っていわゆる「民泊」でよい活用をしてゆけないかという話題。
❖先日「1万人の第九合唱」に参加してきたが、歌うことは 健康にも非常に良いことを実感している、等など。
今回は山本代表に、久しぶりに出席の増井孝子さん、長町志穂さん、長田夫人、木下夫人も合わせて14名の参加でした。
(記・岡田)

わたしのワンフレーズ(3)

小さなものに神宿る   五十嵐 起世子

毎年葉書きいっぱいに美しいペン字で流れるように書かれた年賀状が届きます。7歳先輩の30年来の敬愛する友からです。「大切なお友達には心を込めて一年 の思いを綴るのが年末の仕事」と言う友の大切な一人に入れていただけることを心から嬉しくありがたく思います。
若いころ7人のメンバーの家を月ごとに回って英語の小説を読む、読書会を提案したのはいつもオーガナイザーであるこの友でした。経る歳月とともにメンバー は入れ替わり、友も今はメンバーではありませんが、読書会は今も公共施設で続いています。
最近は食事をしながらのおしゃべりはなかなか実現しませんが、過日電話で長いおしゃべりをしました。思い出話が20年ほど前のイタリア旅行のことになり二 人で大笑いしました。
メンバーの一人がご主人の転勤でローマの郊外に住むことになり、5人でイタリア旅行を計画、ご自宅近くのホテルを予約してもらいました。ローマに3泊後ナ ポリ組とフィレンツェ組に分かれ、翌朝早くの出発になりました。各々2泊分の荷物をまとめ、スーツケースは夕食後その方の自宅に預かっていただくことに。 偶々フロントに誰もいませんでしたので、すぐホテルに戻るから事情は言わなくてもということになり、5人の中年の日本人女性がガラガラとスーツケースを押 してホテルを出ようとしたその時。奥から若い男性が飛んできて、”Are you leaving, ladies?”
と言ったのです。私たちがお金を払わず夜逃げするところだと思ったのでしょう。
大笑いした後その友が、「80代をいかに生きるか考えて、好きな言葉 小さなものに神宿るGod is in the details. を大切に限られた時間を生きたい。そうすれば感謝が生まれ欲張らなくなるでしょ」と言ったのです。はっとさせられました。友の年齢を追 い越すことはできませんが追いつくことは確実です。
“God is in the details” 「神は細部に宿る」という言葉の出所は諸説あるようです。ミースファン デル ローエ(1886~1969)というドイツの建築家が 「細かなデイテールをおろそかにしては全体の美しさは得られない」という意味で建物について言ったとか、フランスの小説家ギュスタヴ フローベル (1821~1880)が先に言った言葉であるとか。いずれにしても友が好きな言葉「小さなものに神宿る」を「わたしのワンフレーズ」にさせていただきた いと思います。目に見えない小さなものに大切なものが隠されていると思うと希望が見えてきます。
来年は友から年賀状は届きません。今年92年のすばらしい人生を全うされたご主人を天に送られました。一人暮らしとなった友の葉書きに、「四季の彩りを味 わえるように、老いを生きがいに工夫して生きてみようと思います。」と添えられていました。

「ポ コ・ア・ポコ」  大矢邦昭

今から30数年ほど前に住み始めたスペインでは、最初に計画した2年半の滞在中に、スペインをテーマとした作品群を描くことや美術の国スペインの文化を研 究したり、出来ればイベリア半島の大地のエネルギーをも吸収したいと言う盛り沢山の希望がありました。更には、その後の東京・山梨での個展会場も計画して あったので、制作意欲の気持ちが高ぶって当たり前でした。

ところがいざスペインに着いてみると、風情のある歴史を宿した裏路地風景に目を奪われてしまい、日本で描いていた人物画の延長であるフラメンコあたりを題 材にするじゃないかと言う予想が外れてしまって大困惑となりましたが、魅せられてしまったのでなす術なく、我を忘れての没頭の仕方の描き方で、目に見えな いスペインの文化や歴史そのものも描き込んでやろうと言った意気込みでした。更には、現地の人達をある程度納得させることの出来る作品に仕上げたいと言う 希望もあった為、在住を始めた翌年と翌々年にマラガやセビリアで個展を開催する機会を設けたことは、いやが上にも、それを意識せざるを得ませんでした。個 展での観客の反応は、独自の世界が表現されていると言った好評的なものが多かったんですが、中にこれはスペインではないと言う意見があり、その言葉が心に 深く突き刺さりました。冷静に自作を観察しても、描かれた物の実際の色彩は再現されているし、更には、乾いた色彩の質感も表現されていると言う確信があっ ただけに、その言葉はとてもショックでした。

当時交流のあったセビリアの知識人グループのリーダーである仲良くしていた画家の大家に、苦労しているのにそう言う評価を受けた鬱憤を爆発させたところ、 黙って静かに聞いてくれて、何を言いたいのか良く分かったと言う感じでうなずいてくれ、ひと沈黙あった後に、おもむろに発せられた言葉が、「ポコ・ア・ポ コ」でした。あわてずに、落ち着いて、「少しづつ」やって行こうよと言うニュアンスがありました。
様々な困難を乗り越えて来た経験豊かなこの大ベテランが、仲間へ向けた温かい言葉でした。その言葉の響きに、思わずポンポコ狸を思い出して愉快になってし まい、急に肩の力が抜けてリラックスした感じになり、とても気が楽になりました。それ以来、この言葉は、何か幸せをもたらすお呪いのような感じで、常に前 向きのプラスの効果をもたらしてくれます。さあ、「ポコ・ア・ポコ (少しづつ)」で行きましょう。

各グループの活動報告 (50音順)

●ゴルフ愛好会

ゴルフと健康寿命 森田宏次

第14回Champ golf competitionを11月21日(月)チャンプゴルフ愛好会のホームコースである立川国際CCで開きました。このゴルフコンペは平成22 年6月に都下昭島市の昭和の森ゴルフコースで始め、年2回のペースで開いており今回で14回目となりました。最近、会員の高齢化もあり、ゴルフをやる会員 は多くないので参加者がこのところ10人がやっとの状態ですが、今回の参加者7人の精鋭はどなたも、とてもゴルフを愛している人ばかりです。 曇り空でしたが風もなく絶好 のゴルフ日和で、コース内にふんだんにある、ちょうど見ごろになった楓などの紅葉を愛でながら和気あいあいと一日楽しむことが出来ました。特に、参加者の 内、山本代 表、山本照子さん、安斎委員長それに小生の4人がコーラスグルー プのメンバーであり、二日前の発表会の興奮と満足感が残っている中のプレーでした。 ラウンド中もショットが良くても悪くても随所に誰ともなく、発表会で唄った歌を口ずさむシーンがありました。それこそ、コース内でもういちど混声コーラス が出来たかもしれません。
さて、小生は地元福生市の「健康づくり推進委員会」の責任者をやっておりまして、定期的な市民ウオーキングや歌声喫茶など、心身両面より色々なイべントな ども催していますが、その一番の目標はいかにして健康寿命を伸ばすかです。
皆さんよくご存じのとおり、日本人の平均寿命は女性86歳、男性80歳ですが、健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活出来る期間)は 女性74歳、男性71歳です。チャンプ会員の皆さまは多少の持病をお持ちの方、あるいは多少のロコモティブシンドローム(筋肉、関節などに障害がおこり、 「立つ」「歩く」といった機能が低下している状態)、がある方もそれなりに健康寿命を保っておられる方々が圧倒的だと思いますが高齢になってゴルフなどは 身体が重くてやるのが億劫と感じても、意識して、近くであれば車に乗らないとかして、少しでも体を動かすなりコーラスなどもやって大きな声をだすことも良 いのではないでしょうか。!!

●チャンプコーラスコンサート写真集

(中山孝太郎氏撮影)

●コーラスを楽しむ会

合同演奏会を終えて 田中美香

コンサート終了後数時間、しばらくボーッとしてました。夢の中のような2時間だった・・と・・。
いえ、夢の中のように駆け抜けた半年だった・・・と・・・。

8年前、CHAMPコーラスに出会った際、メンバーの願いは『混声4部合唱を歌いたい!!』15周年に混声4部合唱をご披露した後、次は『コンサート を!!』という声が出ました。戸惑いながら内心、やる気と向上心に舌を巻く思いでした。少しずつ頭の中で構想を練り始め、形になり、「コンサートやりま しょうか・・・」と口に出したのは2015年10月だったと思います。私が関わる団体(CHAMPコーラス、聖歌隊、ハンドベル)を一緒に東京教会でやろ う・・。そしてあの形の構想は固まり、曲目をCHAMPコーラスの8年間練習して来た曲を中心に配置しようと準備を重ねて、あの日を迎えたのは、皆様ご経 験、ご存知の通りです。

コンサート後、生徒達がこのような会話を耳にしたそうです。「人生でこんなに心が震える程の感動は初めて。」「本当ね。」「本当にそうね!」達成感いっぱ い、感動の喜びの言葉と笑顔に溢れ、
輝いておられたコーラスの方々の姿に、生徒達はたくさんのパワーと刺激をいただいたようです。「生徒と一緒に歌えて感動!」「ハンドベル聞けて良かっ た!」「年代を越えた交流、これぞCHAMPの目指すもの!」と口々に仰っていただきましたが、それは逆に、あの生徒達に関わる教師として、私がコンサー トを終えた今、心から感謝する部分でもあります。
聖書の中に「若者に道を教えよ。歳老いてもその道からはずれないように」という聖句があります。他者と共に、喜びを持って生き生きと大らかに歌い、孫のよ うな生徒達の演奏に素直に感動される姿に、生徒達は多くを学び、学校に帰って「変わった。」と言われる変化をした子もいます。良い表情で歌うようになった 子もいます。あの経験、交流を本当にありがとうございました。

最後に、コンサートの実行委員の皆様、いつも練習場や日時、連絡のことまで、細やかに大切なことを担ってくださる中林ご夫妻、練習後のお食事会、その雰囲 気作りに心を配っていただいた伊藤ご夫妻、またメンバーの皆様お一人お一人、今まで本当にありがとうございました。
合唱指導にのめり込むと、いつもの生活が出てしまいます。私自身が気づいていない所で、言葉で、たくさんの失礼があったと思います。若輩者がエラそうにす るのをお許しくださり、ここまで共に歩み、皆様のお力で、あのような音楽と時間を残せたことを、心から感謝いたします。
今、改めて振り返っても、夢の中の出来事のような2時間でした・・・ただそうは言っても、責任者として、多くの反省点、やり直したい箇所、自分の力不足を 感じた点は多々あります。が・・・それは次への課題とし、また頑張らせていただきたいと思います!次の目標は・・・?!

大盛況だった CHAMPコーラス・コンサート With 聖望学園 髙橋嗣雄

2016年11月19日、日本福音ルーテル東京教会で挙行された我がコーラス部と聖望学園とのコラボによるコンサートは超満員の観客に恵まれ、大好評を 得て終わることができました。
来客の皆様から“素晴らしかった”、“感動した”とのお声を頂き、またメンバー間でもメールの交信で興奮冷めやらぬ心境や夢の中や歩いている時でも無意識 にコーラスの歌詞を口ずさんでいるといったコメントが綴られています。田中先生のメールによりますと、聖望学園の生徒さん達も、“先生!またやりたい”と かハンドベルの生徒では“私も聖歌隊をやりたい”といった感動の声が上がっているそうです。会場は出演者を含め満席で200名と聞いておりましたが中林由 行さんの集計では、出演者、観客、運営係総勢で261名だったそうです。
顧みますと、コーラス部のスタートは2003年12月の忘年会で古川春生さんが発足を呼びかけ21名が手を挙げ、翌年3月に第1回活動で11名が集まり 始まったのがそもそもです。その後リーダーに上野田鶴子さん、中林由行さんが加わり3人のトロイカ体制で進められましたが
毎回の出席者が少なく細々と6年ほど活動を続けましたが、遂には廃部の危機にまで追い込まれました。そこで上野田鶴子さんのご尽力により2009年1月に 田中美香先生という、願ってもない指導者を得て不死鳥のごとく蘇りました。これを契機にメンバーや曲目も増え、コーラスらしくなってきました。CHAMP の忘年会や納涼会で日頃の練習成果を披露するようになり、大分上達したという評価も得られるようになってきました。
このような経緯を思い起こしますと、今回のコンサートに漕ぎつけ、更には成功できたことは誠に感無量です。そして出演者はもとより、聴衆として或は運営 係としてCHAMP総出でこのコンサートを盛り上げていただいたことに深く感謝申し上げますと共にCHAMPの一体感を強く実感致しました。

●東京探訪の会

東京探訪の会に参加 して 伊藤孝史

10月27日に東京から足を伸ばして足利市のあしかがフラワーパーク・栗田美術館・足利学校・鑁阿寺(ばんなじ)の4箇所の、内容に富む探訪を楽しんでま いりました。
不順が続いていた天候も、当日は晴れ、いつものようにチャンプの会の催し事を祝ってくれたようです。
集合場所は北千住駅、駅の複雑さと大きさにびっくりしました。そこから東武鉄道の「りょうもう9号」に乗り約1時間で足利市駅に到着、タクシーであしかが フラワーパーク、一番目の探訪場所です。まずは一腹(?)、あしかがうどんを食し見学に出発です。
春は藤の花で有名なところですが、この時期はバラ、パープルガーデンのアメジストセイジ、それに水辺に浮かぶ熱帯性スイレン、赤・黄・紫・青等の原色に近 い個性的な大・中輪の花は初めて目にする感じで楽しませてくれました。あちこちで夜の照明の装置が目につき、夜はきっときれいなのでは、と思いました。ソ フトクリームを食べたりしてかなりゆっくりした時間を過ごすことが出来ました。ここからは徒歩での移動、2番目の場所、栗田美術館です。
3万坪の景勝地にたくさんの展示館が建てられており、創立者(故栗田英雄)の蒐集による全て伊万里焼、鍋島焼の陶磁器のみの展示だそうです。当日は時間の 関係で本館のみの見学でしたが、重要文化財の大皿や1670年代にオランダの東インド会社に輸出された大壺等400点の展示物にすっかり目を奪われてしま いました。係り人の話では、「何でも鑑定団」の中島鑑定士も蒐集のお手伝いをされていたとのこと、まさに「いい仕事をしていますね」といったところでしょ うか?
そしてタクシーで移動、足利学校です。ここからは市のボランティアの方に説明と案内をしていただきました。日本最古の学校で室町時代に上杉憲実が学校を再 興したとされているそうです。1600年代の施設もかなり残っており、まさに日本の教育の原点がここにあると思った次第です。
次は鑁阿寺を見学、大御堂(本堂)は鎌倉時代の1196年に足利義兼公が建立された真言宗の古刹で改修はされているが、創建以来災火にあってなく国宝に指 定されているそうです。
学校とお寺の見学を通して、まさに足利市は歴史のある町、と再認識した次第です。
懇親会は「小島屋」の天ぷら御膳とけんちん御膳で盛り上がりました。
今日一日、展示館での感動やこの歳になって得た知識、その出会いの場を作ってくださった宮尾さんと安斎さんに深く感謝いたします。有難うございました。

足利探訪の旅に参加 して 佐藤 三鈴

足利は私に とって近くて遠い所と言える土地柄で、今回この企画が無ければ足を踏み入れることはなかったかもしれません。今度のご案内を頂きこれは万難を排 して行くべきと思い当日を楽しみにしておりました。
10月27日は秋の日差しが柔らかく降りそそぐ最高のお出かけ日和の中、北千住駅13時集合、幹事さんがご手配下さった特急りょうもう9号に乗車、おしゃ べりをしているうちにあっと云う間に足利に到着しました。 タクシーであしかがフラワーパークへ直行、バラの花は少し盛りを過ぎておりましたが、アメジス トセージやコスモスの花が咲いており、パーク内をのんびり散策、春爛漫の藤棚はさぞ艶やかであろうと、また夜350万個のイルミネーション点灯はどんな世 界が広がるのかと想像され、これは一見に値するのではないかと思いました。

そして陶芸をやっている私としては一番の楽しみである栗田美術館は3万坪の景勝の中に本館、歴史館、などが点在して想像を超える規模で、伊万里、鍋島だけ を1万点以上も収集された、栗田英男氏の思いがひしひしと感じられ私を圧倒しました。集合時間10分前に花唐草と蛸唐草の特集展示館に飛び込んだところ、 今までいろいろな展覧会で観ていた伊万里模様の花唐草蛸唐草の壺やお皿だけが展示されておりこれは圧巻でした。もう
一度機来る価値があると思わされました。
その後現地ボランティアの方にご案内を頂いた足利学校は教育の原点である学校が日本最古の学校としその灯を絶やさず足利地方文化向上に寄与したであろう 事、又近くの鑁阿寺はその時代のレベルの高さを伺い知ることが出来大変興味を覚えました。
そして楼門を潜り抜けたとき秋の夕陽は沈みかけておりました。
宴会は足利駅の近くの小島屋で“けんちん御膳”“天ぷら御膳”とビールで乾杯して賑やかな楽しい時間を過ごしました。
半日の旅でしたが素晴らしい企画の中で過ごすと、こんなに充実した時間になるとしみじみ
感じられ、帰りの電車の中で日頃無為の時間を過しがちな自分を反省することしきりでした。
宮尾さん、安斎さんの幹事さんには本当に行き届いたお心遣いをして頂き心から感謝いたします。本当に有難うございました。

●運営委員会からのお知らせ

12月10日(土)、総会・忘年会の前に開催された運営委員会において下記の
決議が行われました:
温泉同好会、東京探訪の会などのグループ活動は催行に先立って、幹事が行先に実際に足を運び現地を予備調査する必要がある。従来、その費用は幹事が個人負 担してきたが、行先によっては少なからぬ費用が必要な場合もあるので、今後はこれら費用は原則として参加者から集める会費に上乗せして負担していただくこ ととする。

チャンプ例会のお知らせ

2017年2月 チャンプ例会  (四谷クラブ)

● 日 時: 2017年2月18日(土)12時~15時
申込期限: 2月11日(土)
● 会 場: 東京ガス 四谷クラブ 電話 03-3353-3711
(地下鉄丸ノ内線「四谷三丁目駅」下車、四谷消防署前を北へ約70m進み、左側レンガ張りビル)
● プログラム: 12:00~13:00 昼食
13:00~15:00 例会
「アメリカよもやま話」  山本代表
会員スピーチ「アラブの心」奥田斐規(よしのり)さん
●会費 3500円(受付にてお支払い)
・連絡先:
チャンプ事務局:事務局は要員が常駐しておりません。この為お申し込みは下記要領でお願いいたします:
1 メール利用可能な方はメールでお願いいたします。
Eメール:info@champjapan.com
(チャンプ事務局のメールアドレスが上記に変更されました)
2 メールを利用されない方は、FAXでお願いいたします。
FAX : 0466-42-0024( 下段のフォームをご利用ください)
3 上記①、②が不可の方は事務局の電話にお掛けいただき、
留守の場合は、必ずメッセージをお残しください。
☎ : 0466-42-0023
(出欠お知らせへの受信確認お返事は失礼させていただきます)

2017年 チャンプ関西支部3月 例会

● 日 時: 3月15日(水)18:00より
申込期限:3月8日(水)
● 会 費: 8,000円
● 会 場: 京 都センチュリーホテル・メインダイニング「カサネ」(2階)

尚、東京の2月18日例会はキャンセル期限が開催1週間前の2月11日です。それ以後のキャンセルは会費を申し受けますのでご注意ください。

編集後記

昨年は内外で次から次へと想定を大きく覆すような事態が起こりました今年も引続いて先の見通しの立てにくい 年になるように見えます。変化の多い不安定な時代を生き抜くためには研ぎ澄まされた感性、強い意志と体力が必要です。心と身体の鍛錬に励む年にいたしま しょう。

トランプ大統領は選挙期間中から現在まで、専らツイーター(tweeter)というSNSメディアで一方的に意見や情報を発信し、いわゆる主流派メディア を無視しているようです。これまで政治、経済に大きな影響を及ぼしていた主流派メディア(全国紙、ネットワークテレビなど)が今後役割を果たすべきか、或 いは今や旧来のメディアは終焉を迎え、SNSこそが”主流派メディア”になるのか、大いに考えさせられます。
(宮尾記)